2006年09月11日

百聞は一見に如かず

コメントをたくさんもらってホクホクのelmoである。やはりたくさん書いてもらったら、ちゃんとたくさんお返事したい。ので、正式な返答は時間のあるときに必ず。

今日はね、とりいそぎ「思考不要」な脊髄反射について、簡単に俺の考えを書こうと思う。

fujimura氏は私を「思考停止している」と評しているけれど、別にこのBlogは熱さをウリにしているわけでも、体育会系の筋肉脳をウリにしているわけでも無い。もちろん、自分なりにいろいろ考えてるよ、ってのは行間を読める方々にはある程度わかっていただけるはず!・・・・です・・・・か?(笑)

そもそも、今回の坂東の件で言いたかったことは2つ。

坂東!猫殺してんじゃねぇよっ!

ってのと、

頭でっかちになっちゃダメだ!

ってことだったわけですよ。ウソだと思ったら読み返してね。
ご紹介頂いた某所では「理屈ではないという主張」なんてまとめられちゃってたけど、それもちょっとニュアンス違うなぁ、とは思ったり。まあいいけども。

で、最初の「猫殺すな」ってのは常識ある人なら常識なわけで、これを深く思索したり議論したりする必要は無いんじゃないの?猫殺すことの是非なんて、わざわざ避妊の是非だの肉食菜食だの昔は間引きがあっただの保健所では毎日・・・だのを持ち出して、侃々諤々やり合う必要があるの?「思考不要」なことなんではないのですか?と言いたいのですよ。こういう自明なことは脊髄反射で処理できるように、我々は情操教育を施されてきたはずではないですか?

で、こういう冗長な議論に陥ることの実害も大きいと思うんだよ。ディベート遊び的な議論を繰り返すことで、問題の本質はどんどん薄められて散文的になっていっているように感じる。単純に「猫を殺しちゃいけません」てだけの話が、俺を含めてこんだけ長文で議論されてるってこと自体が・・・ね?

もしも言ってわからなければ、写真でも見てもらおうか。

207458417_21.jpg

これが俺の愛する猫のシェスタちゃんだ。ちなみに写真ではわかりにくいかもしれないが、ソファに座っている俺の足に抱きついて甘えているところである。

こんな可愛い生き物、殺せますか?こんな甘え方をする相手に、「本当に意思疎通はできているのだろうか」なんて疑念を抱きますか?

まぁ、「他人の子供の写真」同様に、猫が好きじゃない人にはわからないことなのかもしれないけれど、そこで自分の大切なもの、愛するものに置き換えて理解できるってのも「情緒」なわけでね。

どうなのよ、社会の人々。みなさんの周辺では、情緒失われてませんかね?
posted by elmo at 21:04| 東京 🌁| Comment(4) | TrackBack(0) | ほのぼの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
あぁ、シェスちゃん可愛いなぁ〜。
愛情表現って種族が違えど同じなんだなーって思わせられますね。
笑顔が世界共通なのと同じで。
ちなみに犬は表情筋があって本当に笑うんですよ。可愛いったら。猫は表情筋がないけど、目や耳や尻尾や口や体の形や声で色々表現してくれますね。
私はそこらへんから彼らの思うことを汲み取れれば幸せだなーって思います。猫語や犬語を話せたら一番なんだけどね。
Posted by ai at 2006年09月12日 19:05
fujimuraです。
個別にお答えする余裕がないので、まとめて書きます。

最初に書きましたが、私は避妊手術のことをよく知らなかったんですよ。
坂東のエッセイ他で、それが半ば常識化していることを知ったわけです、
これ、人間に置き換えたらどうなりますか?
本人に同意もなく子宮や金玉をとったら。
れっきとした犯罪でしょう。
手術した医者は鬼畜呼ばわりされるでしょう。
むかしそんな事件がありましたね。

皆さんが言うように、殺しが許されるはずはありません。
それは同意します。
坂東はまったくヒドいヤツだ。
では、強制避妊手術という、人間に対してなら犯罪になる行為が、なぜ猫には許されるのですか。
私が聞きたいのはココです。
ひとつの理由として「子宮がんの防止」とかがあるそうですが、詭弁っすよ完璧に。
「あなたの金玉は今は正常だが、いつか精巣がんになるかもしれないので、いまのうちに摘出しておきましょう」…
ネコエイズの蔓延を防止するため?
違うでしょう。
人間が飼うために好都合だから、ではないですか?

>「猫殺すな」ってのは常識ある人なら常識なわけで、
>これを深く思索したり議論したりする必要は無いんじゃないの?
>猫殺すことの是非なんて、わざわざ避妊の是非だの肉食菜食だの
>昔は間引きがあっただの保健所では毎日・・・だのを持ち出して、
>侃々諤々やり合う必要があるの?

elmoさんの言葉です。
問題を坂東の行為だけに限局することで、もっと大きな問題から目を逸らす=思考を停止しているんじゃないのですか。
そもそも誰も「猫を殺すことの是非」なんて問うていませんよ。

どんな事件にも背景というものが存在します。
再発を防ぐためにも、事件が起きた原因を探求する必要があります。
オウム事件のときは、若者の心の問題がクローズアップされました。
サカキバラのときは10代がキーワードになりました。
これらを「人殺しは悪いに決まってる。麻原=悪い」でオシマイ、「サカキバラ個人の問題なので深く思索したり議論する必要はない」として片づけて、問題は解決するんでしょうか。
なぜ坂東が猫を殺したのか…、「病的な人格で、そのほうがラクだったから」って、何の解決にもならんでしょう。
坂東個人を攻撃することで、なんとか問題を矮小化させたいんでしょうかね。

坂東の事件は1人のキチガイが起こした突発的な、一回こっきりの例外?
なぜ目を逸らすのですか。
なぜこの問題にはもっと大きな背景が存在することを認めないのですか。
おまえは猫が好きでないし、猫を飼ってもいない、当事者じゃない人間は黙ってろ、ですか?
私には、人間の都合によって健康な猫の身体を切り刻み、臓器を引きずりだす行為に対して、「愛することで購う」だの、「飼い主は殺すに匹敵するくらい痛みがある」だの言って恥じない態度も、じゅうぶん病的だと思えて仕方がない。

坂東の行為は氷山の一角なのではないですか。
大きな背景とは、猫を愛している人間ですら、避妊手術を施さなくてはいけない猫と人をめぐる現状でしょう。

佐藤亜紀氏の「それも仕方ないかと思う。ほんとに猫好きなのだ」も疑問です。
健康な猫のカラダにメスを入れさせておいて「ほんとに猫好き」とは?
「愛する存在が傷つけられたり、ひどい目にあったら、相手を罵倒しないと断言できますか?無視できますか?」と問う人がいました。
避妊手術は猫を傷つける行為そのものではないのですか。
どういう理由で除外できるのでしょう。
猫のため?
人間の都合のためでしょう。

猫、あるいは猫族に対して本当に愛情があるならば、殺されることはもちろん、これ以上避妊猫を増やさないことを考えるべきではないですか。
坂東氏への罵倒によって、「そっか、殺すのはいかんが、猫は避妊手術すれば飼ってもいいのだ」と猫を飼いはじめる「模倣犯」をこれ以上増やしていいんでしょうか。
避妊猫の増加には目をつぶり、問題を坂東氏だけに留めようとするのはなぜなのか。
もし目をつぶっていないというなら、ぜひお答えいただきたいです。

知り合いが言っていました、猫に避妊手術すると性格が変わると。
「オス猫はオカマみたいになるんだぞ」と。
これが事実なら、まるでロボトミー手術ですね。
猫のためを思ってなんてまやかしではないですか。
猫を手元において愛玩しつづけたい人間の都合に他ならないのでは?
世の愛猫家たちは、猫を愛しているのではなく、猫の形をした抜け殻を愛撫しているだけじゃないのか。

盛りがついて苦しんだりするのを「見たくない」から、去勢して死ぬまでおとなしくしていれば猫は幸せなんですか。
猫が猫らしく生きるってなんですか。
人間の手厚い庇護の下、腑抜けになって長生きすることですか。
生来のメカニズムに従って盛り、異性と交わり、子孫を残し、野の中で文字どおり野垂れ死ぬことではないか。

じつは、猫に避妊手術を施すことが普及しはじめた時点で、猫を飼うことは限界に達していたのでは。
もしそうなら、飼うのをやめればよい。
個人の慰藉のために猫族が犠牲にならずにすみます。
真に猫族に愛情があるのなら、限界を認め、別離する選択もありではないか。
「坂東氏の周囲環境に未来はない」と言いますが、避妊手術が常態化している現状に、果たして未来はあるのでしょうか。

今回、「もし猫が話すことができたなら…」という仮定が頻繁に使われました。
おおむね各々の都合よい解釈において。
あえて倣わせてもらいましょう。
「おい、人間がきたぞ!つかまったら殺されるか、生殖器を引っこ抜かれるぞ。逃げろ!」
暴言多謝
Posted by fujimura at 2006年09月15日 01:32
また私が口を挿むと長くなるし、fujimuraさんを怒らせてしまうかも知れないですが
もしかして産児制限も絶対NO!と思っていらっしゃるのか、単に不妊手術だけが嫌悪の対象なのか気になりました。

今更ですが
>ムツゴロウ氏は生まれた命はどんなに費用がかかっても生かしてきたといいます。
>それでこそ責任を果たしたといえるのではないでしょうか。
とか、最初から少し気になっていたことを読み返して、上の疑問です。
因みに私は今飼っている猫の中で1匹のオスだけは不妊手術をしましたが、他に複数匹、不妊せずに室内飼いしております。
これは一部か大勢か、ともかく厳格な心優しい猫飼いさんからは非難されても甘んじるつもりの飼い方です。

不妊手術をしたオスは、その猫の命を救った猫ボランティアの方との約束を守った経緯でした。人との人との約束ですから、まさに人間の都合です。これについては後で書きます。
が、どんなに費用があっても、命を助ける、生かす、という方向と、乱繁殖が別なことは理解されているのですよね?

たとえば1人の猫飼い、もしくは一家族がいて、4匹とか6匹とか、雄雌とりまぜて飼っている。
資金的には親も子も孫も飼う余裕があり、それぞれが子を産んでも100匹〜200匹くらいまでなら許容できる土地があるとする。
大いに繁殖せよと野放しにし、法には触れず、他人様にも迷惑はかけないが、これは天に背く近親交配の巣窟というものになる。

なので、ムツゴロウ氏にはまったく興味がないため、王国(?)についても無知で恐縮ですが、数が増えやすい小動物については何がしかの産児制限はされていると想像します。それか毎年血を薄めるくらいの数の新参外猫が入ってくるとか。母と息子が交配しないくらいに広大な土地があるか。

つまり私が言いたいのは、飼い猫に子を産ませる限り、どこかの代で里親という他人が必要になるわけです。
自分一人で抱えたら法には触れないけれど、罪を作ります。
だから方法はどうあれ、ドライな獣医師さんたちが言うところの家畜には「間引き」や「管理」が必然である、ということになり
「不妊手術」は常識でないとしても、飼う以上は避妊と、それに類する管理は必然。
だったら飼うなよ、野放しにしろ...へ行く前に。

我が家では意識的に間引きしている生物がいます。毎年、池に溢れるカエルの卵を、いちばんカエルが好きな家族が卵の段階で間引きします。さして広くもない庭で、すべての卵がふ化したら共倒れになりそうだし、みなが大きく育って庭から溢れたら、車に引かれるだけのような場所なので、適当に間引きして、数匹ずつですが、5〜6世代のサイズ違いが共存しています。
それでも夏の蚊を避ける数に足りてもいない気がしますが、カエル嫌いな私がビクビク歩くには十分な数。

ある日またカエルに正面から出くわして、思わず「ったく、人んちで、何やってんだよ...あっちいけ」と言った途端、自分で苦笑していました。私は病院で産まれたけど、このカエルはこの土地で産まれたんだよな?どっちの家だよ?
対、人間なら不動産登記で誰のものって話だけど、人間以外の生物には、誰の家も土地もない。
陸続きに土や水がある場所がまっとうにあれば、カエルの卵を間引きなどせず、どんどん育って蚊を退治して欲しいもんだ、そう思う。
Posted by 花見月 at 2006年09月18日 12:39
すみません、長すぎてエラーになったので分割しました。
elmoさん、ほんとにごめんなさい。

猫について言えば、新宿のデパートの社員食堂には鼠が溢れかえっているそうで、何度も鼠と同席した知人によれば、その鼠らは食が良すぎて既に仔猫以上の大きさで「あれじゃ普通の猫しかけても、太刀打ちできないだろう」サイズになっているそうです。
そして定期的に殺鼠剤を散布する予算にデパートは泣いていて、頻繁に散布業者を呼んでも仔猫より大きい知恵のついた鼠は減るどころか...という現状の中、最も恐ろしいニュースが「隣のビルが建て替えをする」らしい。
そうして鼠の大移動に怯える新宿の周辺区でも、鼠の天敵とされてきたワーキングキャットたちが日々、保健所で殺され続けている国。
破綻しているといえば、まず人間のやってることが破綻している。

>かといって、もはや地球上のすべての飼い猫を野に放逐することは、現実的ではないですよね。
>ですので、私の「だったら猫など飼わなければよい」は所詮机上の空論なのかもしれません。
>苦渋の選択として避妊手術が位置づけられているのでしょうね。
私は、fujimuraさんのこういう感覚というか、言が好きでした。
だからelmoさんの場でありながら、ある意味elmoさんスルーで色々書いてすみません。

ギリシャの漁港でしたっけ、漁船の帰港を待っている埠頭の猫たち。ああいう猫の仕事のある場所なら、いくらでも野良猫いて良いのですよね。要はクレーマーのいない土地。電話一本で命にケリをつけて恥ない輩のいない場所なら。

我が家で最後に仔猫が産まれたのはもう20年ほど前になりますが、里親を探すには最寄りのJR駅で「仔猫を差し上げます」とか「貰って下さい」と両親が数時間サンドイッチマンするだけで足りました。それでも大変な労力なので、二匹の母猫は後で不妊手術をしましたが、今は飼い主のミスで仔猫が生まれて里親探しをしたら、もっと過酷な環境にいる猫たちのための少ない空席、生きるための切符を奪うことになる。それが分かっているから何はともあれ自分の猫は避妊、産児制限、飼う以上の我が儘は言うべからずが暗黙の了解になっている。
保健所から猫をもらった人、猫ボランティアに携わる方々、悲惨を近くで見た人ほど不妊手術の徹底を訴える。
殺す人々、クレーマーたちの影に怯えつつ、心で睨み返しつつ、数さえ減れば害獣でないと認めてくれますか、病気に見えなければ害獣でないと見逃してくれますか、そういう人々の思いを無碍には出来ないから、私は1匹のオス猫を去勢しました。
後悔しましたよ。3匹の兄弟の中でたった1匹奇跡的に生き残れた猫、生命力のある猫。去勢しないで外に放って二度目の野垂れ死になど経験させてはいけないと、頭では分かっていながら、甘い私は後悔した。

長くなりましたが、誤解されている猫の生態について書かせてください。

>ネコエイズの蔓延を防止するため?
これは野猫のキャッチ&リリースにおいては事実です。
猫はメスをめぐっての争いで怪我をして感染、免疫のない順に発症するので、その予防。
またメス猫は交尾の直後オス猫を攻撃するので、メスからの感染を防ぐためもあり
何よりも母子感染を防ぐための避妊。

>オス猫はオカマみたいになる
オスは去勢してもオスです。3匹以上のオスがいれば「俺の方が強いぞ、分かったか」というような、猿山のボスみたいなマウント行為をしたりします。乗られた方はまいりましたと腹を見せて服従の合図をしたり。去勢している、していないは、強弱の基準にはならず、あくまで年齢か大きさか気質の個体差か、猫同士の感覚で立場が決まる模様。
ただし人間に対してオスが甘ったれ度が高いのは傾向として大。これも去勢したしないに関わらず。非難覚悟で言いますが、人間と似てます。オスの方が死ぬまで甘ったれさんが多い傾向。メスは避妊してもしなくても大人っぽい。もちろん個体差はあり。

ロボトミーと言えば、我が家の初代のメス猫に手痛く追っ払われていた痩せた野良オス達の方が、餌があって家もあって強靱そのもの強気の避妊猫より、環境に去勢されているかのように卑屈に見えた。
避妊手術の救われている点は、施術をしても猫が社会性を失わないことでしょうか。
野垂れ死にでも、その前に十分に猫社会を味わう暇があるのなら、それも良しと私は思いますが。

最後に蛇足中の蛇足ですが
>これ、人間に置き換えたらどうなりますか?
>本人に同意もなく子宮や金玉をとったら。
>れっきとした犯罪でしょう。
チベットの女性は無断で子宮をとられた人が多くいるそうです。
中国政府お抱えの医師にかかって。

決して好きではない猫のために、ここまで真剣に考えられるfujimuraさん。
不快なだけの耳汚しではありますが、知っていて欲しいような気がした自分勝手。ごめんなさい。
Posted by 花見月 at 2006年09月18日 12:40
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/23604487

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。